うるさくもない朝

とても美しい花がときどき咲いては枯れる砂漠

十一月

三日坊主にさえならず、「四月」を最後にブログを書かなくなったのは、何より私が私のことをよく分からなくなっていたからだ。何を語るかより前に、語る私が何者かを分からなければ、書き留められる言葉は現れないと思う。キャラクターの居ない小説みたいに、…

四月について

花が、自重で落ちてくるのを見ていた。 四月。私は、君が正しかったのだと気が付いた。君というのは、大学時代に友人だったU君だ。 「人は本質的に孤独な生き物だけど、その割には孤独を嫌うよね」 私はU君にそう言われて、うるせーなこいつと思ったが、出来…